当院ではマイクロスコープによる精密診療も行っております。
マイクロスコープとは歯を3~20倍に拡大して見ることの出来る大きな顕微鏡のような診療器機です。
これにより今まで肉眼では見ることの出来なかった根の中の様子や小さなむし歯や歯石、歯のヒビや詰め物との境目のむし歯などを確認することが出来ます。
診断力向上とより精密な治療が可能となります。
当院ではLeica社製のマイクロスコープを使用しています。
従来の歯科治療は、主に歯科医師の肉眼とレントゲンによる診査・診断によりむし歯や歯周病の治療を行ってきました。
当然、肉眼とレントゲンで見ることのできるものには限界があり、特に根管内(歯の根の中)などの細く、光が届かない部位の処置は歯科医師の手の感覚と経験によるものが大きく、一生懸命治療しても痛みや腫れが改善せず残念なことに抜歯をせざるを得ないケースもありました。
しかし、近年登場した歯科用マイクロスコープ(ただし、導入医院は全体の4%程度)は患部を3~20倍に拡大し、さらにLEDライトにより歯の深部まで明るく照らすことが可能になり、今まで肉眼では確認することのできなかった細い根管(神経の入っている管)や小さなむし歯、歯の亀裂、歯石などを直接確認し処置ができるようになりました。
それにより、以前では痛みの原因が分からず抜歯を余儀なくされた歯をかなりの確率で救うことができるようになり、また元々治療が困難で抜歯をしなければならない歯に対しての不必要な治療を減らすことができるようになりました。
このように、多くのメリットがあるマイクロスコープを使った精密歯科治療ですが、残念ながら現在の保険診療にはマイクロスコープを使った精密歯科治療に対する十分な評価がなされていないため、ほとんどの治療は保険外診療とならざるを得ません。
以下にマイクロスコープを使った精密歯科治療の特徴をまとめてみました。
マイクロスコープを使った精密歯科治療が歯の保存に大変メリットがあることをご理解頂き、1本でも多くの歯が抜歯をせずに保存できることを期待します。
*マイクロスコープを使った精密歯科治療を受けてみたい!という方はお近くのスタッフまでお声かけください!詳しいご説明をいたします。